RC造の解体はなぜ時間がかかる?コンクリートと鉄筋の分離

建物の種類

公開日:2026年11月08日

RC造では、コンクリートの破砕と鉄筋の分離、重量物の搬出が必要です。木造と同じ床面積でも、作業量や周辺への影響は異なります。

解体前の鉄筋コンクリート造建物の写真

作業量を左右する条件

壁や床の厚さ、柱梁の断面、地下部分、隣接建物との距離が工法に影響します。図面が不足しているときは現地で確認できる範囲と追加調査を相談します。構造の名称だけで標準工期を決めないことが大切です。

RC造はコンクリートと鉄筋などで構成され、材料を分けながら撤去し、重量のある廃材を搬出する工程があります。床面積だけを木造と比較して日数を予想すると、作業内容の違いを見落としやすくなります。地上の壁や床だけでなく、地下部分や基礎の状況も工事計画に関わります。

騒音と重量物への配慮

圧砕や搬出の時間帯、散水、養生、車両の待機場所を計画します。敷地が狭い場合は大きな機械を使えず工程が変わることもあります。予定工期の内訳を、躯体撤去と基礎・地下部分、搬出に分けて確認すると理解しやすくなります。

施主が把握したいのは、破砕する順序そのものより、今回の建物で時間が必要な工程と、その期間に周辺へどのような影響があるかです。音や振動が出る作業、車両が多く出入りする作業、道路や隣接物を保護する作業を分けて説明してもらうと、工程表を読み取りやすくなります。

項目ごとの確認表

確認項目見ておきたい内容相談・照合すること
建物の規模と形階数、床面積、壁や床の構成、地下部分の有無を確認します。外観から分からない増築や改修の情報も伝えます。図面と現地で違う箇所はどこですか。
破砕する工程建物と周辺に応じた施工計画を確認します。音や振動が大きくなる工程がいつ頃かを聞き、近隣への案内と合わせます。影響が出やすい作業日を事前に共有できますか。
鉄筋などの分離コンクリートを壊した後の分別や搬出まで工程に含むか確認します。建物が低くなった見た目だけで残日数を判断しません。破砕後に必要な作業を工程表で説明してください。
廃材の積込み積込み場所、車両の出入口、待機する場所を確認します。敷地内に材料を置ける範囲によって段取りが変わります。車両の動線と歩行者の通行をどう分けますか。
地下・基礎の撤去地上部分とは別の工程として範囲を確認します。掘った後の記録や埋戻しを、次の用途と合わせて整理します。埋める前に確認すべき箇所はどこですか。
日程の余裕準備、調査、撤去、搬出、仕上げの期間を分けます。天候や判明した条件による変更の連絡方法も決めます。次の工事へ影響する工程の節目はどこですか。

相談から確認までの進め方

  1. 地上と地中の情報を集める

    設計図書、地下や設備の図面、増改築の記録をまとめます。使っていなかった地下室なども、分かる範囲で伝え、調査漏れを防ぐ材料にします。

  2. 時間が必要な理由を聞く

    工期の数字だけでなく、破砕、分別、車両搬出などに何を見込んだかを確認します。工程ごとの説明があれば、近隣からの質問や後続工事との調整にも役立ちます。

  3. 完了条件と次工程をつなぐ

    基礎や配管の撤去、埋戻し、清掃まで終えて何を引き渡すかを決めます。新築などの担当者へ、確認したい状態と立会いの時期を聞いておきましょう。

壁がなくなったのに工事が続いていると感じたら

RC造の外壁がなくなると、残りの作業は少ないように見えることがあります。しかし、床や基礎、分別した材料の搬出などが残る場合があります。外から見た高さや空き地の広さだけで進行を測らず、担当者へ工程表上の現在位置を確認してください。

次の建築工事が控えている場合も、地上の撤去日をそのまま引渡し日として扱わないようにします。地中の撤去範囲を確認し、必要な記録を受け取り、仕上げまで含めた工程で日程を合わせます。途中の写真があれば、完成後に見えない作業も理解しやすくなります。

相談前のチェックリスト

  • 構造資料を探す
  • 地下部分を確認する
  • 工法別の工程を聞く

よくある疑問

RCなら必ず大型重機を使う?

進入路や隣地との距離、建物の高さで選定が変わります。現場条件に適した工法を確認します。

RC造は必ず木造より工期が長いですか?

構造の違いは作業へ影響しますが、面積や周辺条件、基礎なども異なります。分類だけで一律の日数を決めず、今回の建物の工程と搬出条件に基づいて説明を受けてください。

振動が心配な場合、何を依頼すればよいですか?

基礎など影響が出やすい作業の計画と、周辺の既存状態を記録する方法を相談します。心配している場所を具体的に伝え、事前確認と工事中の連絡先を決めておきましょう。

廃材が敷地にある間は工事未完了ですか?

完了の判断は契約した作業と引渡し条件に沿って行います。搬出や清掃が対象なら、その状態も確認します。建物の撤去と工事全体の完了を分け、チェックする内容を決めてください。

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